SEOを考えてハンドルネームを決める理由とは

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今回は、SEOも重視して「ハンドルネーム(HN)」を決める方法を考えてみた。

もし、ハンドルネームの決め方がわからない、合っているのか不安になる人は、参考にしてみてほしい。

【おさらい】ハンドルネームの考え方とは?

前の記事で「ハンドルネームの考え方」についての記事を書いたので、詳しくはそちらを読んでみてほしい。

ハンドルネームの考察はこちら!

そちらの記事の結論は、以下の3点だった

「動物の名前などの安直なものは使わない」
「アルファベットはやめろ、漢字だけも避けろ」
「ニックネームはハンドルネームにならない」

そして、このようなこともわかった。

最初から4文字、または略したときに4文字に出来ること。

このことをよく覚えておこう。

ハンドルネームの決め方

それでは、上記に挙げたセオリー通りに決めていきたい。

こだわりさえなければ、案外簡単に決まる。

「4文字」を軸に決める

まず、先ほど「考え方」の部分で提示したように、ハンドルネームは4文字でなくてはならない。それが日本人にいちばん親しみを持たれる響きを持っているからだ。

なので、「4文字のテキトーな言葉」をひたすら考えよう。「もかりて」とか「イマユノ」とか「ペオナロ」とか「ばのぎら」とか……とにかく何でもいい。思いつくだけメモしていこう。もう思いつかないと思うくらいのところまで。

もちろん、「意味のない4文字じゃ納得できない!ちゃんと名前風にしたい!」と思うのなら、それでもいい。だが、その時はちゃんと「4文字に略せる言葉」を考えよう。なぜなら、漢字には必ず「誤変換」問題が付きまとうからだ。なので、「4文字の略称」も併記して、閲覧者に憶えてもらいやすくしよう。

そのうえで、「井伊宮賢太、略していいけん」とか「カナリク/金鳴陸也」とか「佐那董ミウ/サナミウ」とか「レイチェル・ダグリーム/レイダグ」みたいな架空の名前とその略称を考え、略称のほうを憶えてもらおう。なお、4文字に略せる風変わりな名前は漫画やラノベに多いので、そこらへんも参考にしてみるといいかもしれない。

ただし、「4文字」なら何でも言いわけではないので、下に書いてあることもよく読んでほしい。

「へ」は区別が付かないので使用禁止!

これは、ハンドルネームを決める上での基本。なぜかって?

「ひらがな」と「カタカナ」の区別が付かないから

「へ(ひらがな)」、「ヘ(カタカナ)」……ぜんっぜんわからん。

まるでわからない。

この通り、右側に「かな」なのか「カナ」なのか表示されないと、全く区別が付かない。というか、わざわざ表示してくれる時点で、Windowsもこの問題を認識しているとしか言いようがない。

そして、区別が付きにくいということは誤変換」を引き起こすということでもある。誤変換の何がいけないのかというと、「検索キーワードの分散」だ。

つまり、ひらがなの「へ」とカタカナの「ヘ」、このふたつの文字をGoogleが検索結果で厳格に区別しているとしたら、当然ながら変換間違いが起きると検索キーワードが割れてしまう。これではハンドルネームがなかなか検索エンジンに認識されない。

なので、ハンドルネームには「」のみならず「」や「」も使わないようにしよう。

「ひらがな」は難しい

「ハンドルネームの考え方」の記事でも説明したが、正直「ひらがな」のハンドルネームは厳しい

何が厳しいのかというと、検索エンジンがハンドルネームを認識するのに時間がかかるからだ。

試しに、先ほどハンドルネームの例として挙げた「もかりて」で検索をかけてみよう。おそらく、検索結果にはカードローンや借金についての記事ばかり引っかかったはずだ。なぜなら、その結果をよく見ると「」「借りて」が太字で強調されている……。つまり、つながったひとつの単語ではなく、打ち間違いの類だと認識されてしまっているのだ。

このように、Googleは当分の間、ひらがなの4文字を「ひとつながりの単語」として認識してくれない。つまり、検索エンジンに浸透させることに時間がかかるのだ。

なので、ひらがなのハンドルネームは難しいのだ。

ひらがなにこだわるなら「接続詞」と「語尾」に注意!

さて、それでも「ひらがな」のハンドルネームにしたいと考えているのであれば、接続詞(接続語)」と「語尾」に注意しよう。理由は下の通り、超単純だ。

検索エンジンが勝手に単語を切るの極力防ぐため

10年前、20年前と比べて、検索エンジンの精度は上がった。そのぶん、人間が自分の思い通りに結果が出ないことも出てきた。打ち込まれた文章やスペルのミスを自動で直して結果を表示してくれたりする。でも、それに対して「ちょっと待ってくれ!そうじゃないんだよ」と思うかもしれない。だが、インターネットの世界の「検索結果のルール」は検索エンジンのものなので、人間が歩み寄らなければならないのだ。

このため、「ひらがなのハンドルネーム」の検索結果をコントロールしたいときは、ある程度こちら側で検索エンジンの動きを予測して名前を考える必要がある。そのため、バラバラにされやすい「接続詞」や「語尾」を排除しなければならないのだ。

ただし、神経質になりすぎても良くない。ある程度妥協点を決めて「この並びだったら検索エンジンに早く定着しそうだな」と感じるハンドルネームにすればよい。

最長でも1年あれば、ちゃんと認識されるはずだからだ。

ドメイン名と合わせるなら英語のつづりは慎重に決めよう

以前、私は「ドメイン名とハンドルネームは一緒にするべき」といった内容の記事を書いた。

この内容を端折って説明すると、「ドメイン名とハンドルネームを一緒にしておくと、ブログ名を変えたいときやサブドメインを作りたいときに便利だよ」という内容だ。

さて、ここで考えたいことがある。「らみこふ」というハンドルネームを思いついた。この単語はどのようなアルファベットの綴りのドメインにするべきだろうか?

ローマ字に忠実に従うと「ramikohu」だ。しかし、英語の発音を使うなら「lamicof」でもよい。

そう、このようなハンドルネームの場合、どのようにでも英語表記が出来てしまうのだ。そして、そのどちらの表記法にも利点がある。

ローマ字表記は「迷わない」という利点がある。ハンドルネームを全角で打つ時と同じ感覚でドメインを入力できる。なので、ドメイン名そのものをアドレスバーに入力したり、他者に紹介されるときに間違われにくい。

英語の発音表記は「文字数を減らせる」という利点が大きい。日本語で「4文字」のハンドルネームをローマ字表記にすると、どうしてもアルファベットが「8文字」になってしまう。しかし、発音を取ると「7文字」以下に減らせる。例えば、「オズ」なら「oz」と書くことが出来るように。

もちろん、「今の時代、アドレス直打ちする奴なんかいるわけないだろ」という人もいるかもしれない。だが、どんな場合があるかはわからない。なので、覚えられやすく入力されるときに間違われにくい綴りにすることに越したことはない。

ドメインは短い綴りのほうがいいと言われているので、それを考えると発音の表記に従うべきだろう。私もそちらのほうがスッキリとしてスマートに感じる。

ただし「hu」と「fu」、「yu」と「u」など、入力する際に迷いやすい日本語はハンドルネームに使わない方が良いと感じている。

ハンドルネームを決めたら絶対に確認を忘れずに!

さて、ハンドルネームがいくつか思いついただろうか?

だが、何も考えずに「これだ!」と決めてブログを始めるのは良くない。

なので、確認作業が重要になってくる。

なぜ確認作業が大切なのか

理由は明確で、ひとつしかない。

ハンドルネームの被りを防ぐ

インターネットの世界では、「先に始めたもの」と「より影響力が強いもの」が、検索ページの1ページ目に表示される。つまり「後から始めたもの」や「影響力が弱いもの」が検索順位で前者に勝つことは難しいのだ

そのため、思いついたハンドルネームはひとつひとつ確認して確認しなければならない。なぜなら、「独創的でいいかも」と思っても、検索してみると意外にもSNSのアカウントが引っかかったりする。

そして、確認を怠ると、下で書くようなペナルティを受ける可能性がある

場合によってはペナルティの可能性も

名前被りの問題でまず思いつくのが「商標問題」や「ドメイン紛争」だが、それよりも頭が痛い問題がある。

それは、思いついたハンドルネームが「マイナスイメージを持つ者たちに使われている」といった問題だ。

いちばん注意したいのが、アダルト・ポルノなどの成人向けコンテンツ関係。源氏名やグループ名、サークル名やペンネームなどと被ってしまうと、Googleから検索外に飛ばす制裁を受ける可能性がある。

また、迷惑で危険な行為ばかり行っている過激なYouTuberや、明らかに怪しいやり方でお金の稼ぎ方を宣伝してる人物、ある界隈では有名な荒らし、テレビや新聞で報道された犯罪者などなど。とにかく懸念しておくべきことは多い。

なので、思いついたハンドルネームはしっかり調べることが大切なのだ。だって、自分のハンドルネームを検索したとき、いかがわしいコンテンツばかり表示されたり、危険人物ばかり表示されるのは困るだろう?

まずはGoogle検索だ

ハンドルネームを思いついたら、まずはそれらを検索エンジンで確認することが大切だ。

その中でも、世界でいちばん使われているGoogleで確認しよう。Googleで検索順位の1ページ目に表示できそうなら、Yahoo!やBingにも対応できるからだ。

SEO的に勝てそうにないサイトが表示されないか

ハンドルネームだけの検索でも検索結果の1ページ目に乗るためには、権威性や専門性がとても高いサイトと競合してはならない。なぜなら、SEOで勝てないからだ。

では、「SEOがとても強いサイト」とは何だろうか?下にその例を表示したい。

絶対に競合してはならないサイト
  • Wikipedia
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • 小売のサイト
  • 企業の公式サイト
  • 公官庁・自治体・公的機関の公式サイト
  • 政治団体・宗教団体・各種組合の公式サイト
  • 大学・研究機関の公式サイト
  • 主要メディア系列の情報サイト

上記に挙げたWebサイトは、生半可な方法では太刀打ちできないほどSEOが強い。なので、検索結果の1ページ目に出てきた時点で、そのハンドルネームは諦めよう。でなければ、いつまでたっても埋もれたままだ。

まず、「Wikipedia」と「大学・研究機関の公式サイト」。こちらは「専門性」の面で勝つことが出来ない。膨大な量の情報が、一部不備があるとは言え概ね正確に記述されている。このため、検索エンジンもそのサイトの情報を信頼しているので、ブログのハンドルネームが上に出ることはまずないと思ったほうが良い。決して不可能ではないが、お金と人手と時間がかかるので。

次に、「Twitter」「Facebook」「Instagram」「YouTube」。この4サイトは「とにかく影響力がある」ということ。つまり、こういったSNSサービスはアカウントが動いていることが確認され次第、アカウントごとの検索結果の順位も上位に来る。そして、たとえハンドルネームが被っていても、検索結果はそれらのサイトが優遇される。なぜなら、SNSというものは「毎秒投稿されている雑記ブログ」だからだ。なので、SEOでは勝てないのだ。

そして、「小売のサイト」と「企業の公式サイト」。こちらは「商標」だ。つまり、社会的に信頼できる存在の自己紹介であり宣伝であるため、検索エンジンは彼らのサイトを優遇する。このため、ハンドルネームは商標と被ってはいけないのだ。もし仮に、ハンドルネームを「セリカ」にしたらどうなるか、考えてみよう?あなたのブログは「トヨタ」に勝てますか?

最後に、「公官庁・自治体・公的機関の公式サイト」「政治団体・宗教団体・各種組合の公式サイト」「主要メディア系列の情報サイト」。これらは、「情報の信頼性」だ。ものすごく当たり前の話ではあるのだが、「首相官邸ホームページ」や「外務省」のサイトはSEO対策をしていないため検索順位が下がりました、となるだろうか?なるわけがない。なぜなら、彼らの存在自体が揺るぎない信頼を持っているからだ。また、メディアも同じだ。彼らは「情報」を得るためだけに「お金・時間・人手」を割いている。そして、テレビや新聞、雑誌など、ネットの外でも情報を発信している。このため、タブロイド紙と言えどもSEOでは勝てない。形がある企業だからだ。

検索エンジンは「ドメインの種類」でもWebサイトの信頼性を確認している。

政府機関しか取得できない「go.jp」、企業しか取得できない「co.jp」、大学機関しか取得できない「ac.jp」などがそうだ。

以上の4つが、ハンドルネームを決める際に競合してはならないサイトの種類の紹介だ。


他にもいくつか気にするサイト、例えば「各種wikiや百科事典系のサイト」があるが、これはアニメキャラの名前や魔法や奥義の技名でもハンドルネームにでもしない限り問題は起きないだろう。

また、最近では「note」が台頭してきているので、こちらも注意しておきたい。著者名と被らないようにしたい。

なお、数年前から増えた「辞書系のサイト」であるが、これに関しては何とも言えない。ハンドルネームが定着してないうちは文字列がバラバラにされてしまうため辞書サイトが表示されてしまうはずだが、ある程度定着したら検索順位で1位を取ることができるだろう。とにかく、慣用句や季語など辞書が強い単語を避ければよい

検索結果の件数が少ないものも避ける

SEOを少しでも学んだ人は、月間の検索数からキーワードを選定することなどを知っているかもしれない。

そして、ハンドルネームを決める上では、「検索結果の件数」が重要になってくる。つまり、多すぎてもいけないが、少なすぎるのはもっとダメなのだ

その理由は、簡単だ。

その単語が、誰かのモノになりつつあるから

インターネットには、無数の情報が転がっている。そして、その多くは大量のスパム・掲示板の書き込み・botなどによって生じたものだ。だから、検索結果の件数が簡単に1億件や10億件を越えてしまう。

では、件数が10万件や1万件を下回る、これにはどんな意味があるのだろうか?それが、先ほど強調した「その単語に意味付けが行われ始めている」ということだ。つまり、一見無意味な文字列が「誰か・何か」を示し始めている、ということ。それは、誰かのハンドルネームだったり、なにかの題名や口癖だったりするのだろう。とにかく、その文字列に意味が生まれてきているのだ。

なので、検索結果の件数が10万件や1万件を下回るような文字列をハンドルネームすることは避けるべきだ。SEOで勝てるか、勝てないかは博打になる。なので、少し気長になるかもしれないが、検索結果の件数が10億件を超えている文字列でも良い。徐々にヒットする件数を減らし、完全に自分を意味する言葉、つまりハンドルネームに変えていこう。

キーワードを修正されないか

こちらもかなり厄介な問題だ。Googleによって検索キーワードが勝手に修正される、といったものである。

あなたは、ネットサーフィンをしている時に、このような表示がでて意図したものとは異なる検索結果を表示されたことはないだろうか?

次の検索結果を表示しています:◇◇
元の検索キーワード:〇〇

これは、暫定的に「showing results for機能」と呼ばれ(未だに正式名称が無い)、スペルミスや誤変換を修正するために導入された。確かに、便利かもしれない。日本でも語句の綴りや発音を間違ったまま憶えてる大人も多い。

しかし、この機能によりハンドルネームが勝手に修正されてしまうという問題があるのだ。実際にハンドルネームを確認していると、この機能が意図せず活用されてしまうことが意外と多く、だいぶボツにせざるを得なくなった。

もちろん、この機能を停止させる方法はある。しかし、あなたのブログを訪れる人が、皆この機能をオフにしてくれているだろうか?おそらく、ほとんどの閲覧者はそのままだろう。そして、あなたのハンドル名からもう一度訪れようとしても、キーワードが修正されてしまうため、それが叶わないのだ。

このため、必ず検索したときに「次の検索結果を表示しています」が表示されないハンドルネームにしよう

「関連キーワード」に食い込めそうか

ハンドルネームのSEOを考える上では、これも重要だ。

皆さんご存じの通り、大抵の検索エンジンは、検索結果ページの下部に検索しているキーワードに関連する情報を表示してくれる。これが「関連キーワード」と呼ばれているものだ。通常、「○○に関連する検索キーワード」の見出しがあり、その下に最大で10個のキーワードが表示される。これを自分のために利用したい。

つまり、こういうわけだ。

そのハンドルネームを検索したとき、自分のブログに関係する関連キーワードを表示させることができるのか?

この利点は、例えハンドルネームの検索で自分のブログを検索結果の1ページ目に表示できなくとも、関連キーワードがブログへの水先案内人になってくれるからだ。

もう少し具体的に説明すると、主に車に関する記事、その中でも「ホンダ」に関係する記事の割合が多いブログを運営しているとする。このとき、自分のハンドルネームで検索した際、関連キーワードに「ハンドルネーム ブログ」とか「ハンドルネーム ブログ ホンダ」と表示できそうか?ということだ。

そのため、思いついたハンドルネームは一度検索にかけて、関連キーワードをちゃんと確認しなければならない。関連キーワードの数や種類、元のキーワードが修正される具合をよく見て、考えなければならないからだ。

理想的な関連キーワードの状態は、「関連キーワードのジャンルがばらけている」または「関連キーワードが存在しない、または10個未満」といったところだろう。この場合は、ハンドルネームで関連キーワードに割り込むチャンスがある。なぜなら、キーワードに方向性が無いということは、そのハンドルネームはまだ意味を持っていない。また、そもそも関連キーワードが埋まっていなければ、簡単に表示させることが出来るだろう。関連キーワードが全くなければなお良い。

逆に、とくに避けなければならない関連キーワードの状態は、「検索したキーワードすべてが修正されて、そのキーワードがほぼ同じ文言で10個並んでいる状態」の場合だ。これが示す意味は、そのハンドルネームは検索エンジンに打ち間違いだと認識され、正しい検索結果に誘導しようとしているからだ。そして、修正後のキーワードは商品や国際団体など、SEO的にとても強いサイトが検索結果に表示されていることが多い。このような場合は、そのハンドルネームは諦めた方が良いだろう。

理想は、検索結果の1ページ目に出てくることだ。しかし、それが難しい場合でも関連キーワードが機能していたらなんとかなる。なので、ハンドルネームで検索したとき、関連キーワードをひとつでも表示できるように、しっかりとリサーチしておきたい。

「完全一致検索」も行おう

そして、最後には必ず「完全一致検索」を行うことを忘れないようにしたい。

完全一致検索とは、「(ダブルクオーテーションマーク)」を使って、検索キーワードを挟んで検索することである。こうすることで、検索エンジンはキーワードを勝手に分解したり漢字に変換せずに、ひとつの単語としてそのまま表示してくれるのだ。

それでは、このように「○○○○(ハンドルネーム)」と検索し、その結果を見てみよう。

スパムのようなサイトばかり表示されているなら、合格だ。なぜなら、その文字列には、まだちゃんとした意味は無いということなのだから。自分のハンドルネームに育てていこう。

SNSのアカウント検索も忘れずに

今の時代、ブログを運営していく上で大切なことはSNSの活用だ

自分のプロフィール欄にブログのURLを記載し、投稿した記事を呟くことで、SNSから記事の流入が見込めるのだ。あなたも、呟きを検索したとき、タイムラインに表示された記事を押したことがあるはずだ。

そして、SNSはSEOにとても強いので、ハンドルネームの検索順位で1位を簡単にとることができる。

つまり、検索結果の1ページ目に「自分のブログ」と「自分のSNSのアカウント」のふたつを同時に表示することができるのだ。

このため、SNSの確認もしっかり行っておきたい。なお、今回は日本でよく使われている「Twitter」と「YouTube」のふたつに絞って確認する。

Twitterはいちばん気を付けたい

数あるSNSの中でも、日本でいちばん使用されているSNSが「Twitter」だ。とにかく、ここ日本では他国よりもTwitterが使われているこのため、Twitterのアカウントだけは必ず作っておきたい。

そのうえで気をつけておきたいことが、ハンドルネーム被りだ。なにせTwitterは人口が多いので、以外にもハンドルネームの被りが起こりがちだ。このような事故を防ぐためにも、アカウント名の確認が必須だ。

まずTwitterを開き、キーワード検索の入力欄に○○○○(ハンドルネーム)を入力して検索する。それから、ブラウザなら「アカウント」をクリック、スマートフォンアプリなら「ユーザー」をタップして確認しよう。

Twitterは初期設定で、「センシティブな呟き」を表示しないようになっている。検索結果にも「センシティブと思われる内容が表示されない検索設定になっている可能性があります」と表示されているはずだ。

これでは完全に調べることが出来ないので、設定を変更して解除しておこう。

変更する方法は、「もっと見る」をクリックし、「設定とプライバシー」をクリックする。そして、「プライバシーとセキュリティ」をクリックし、「セキュリティ」の中の「検索フィルター」をクリックする。

そして、画面上に表示されている「検索設定」から、「センシティブな内容を含むものを表示しない」のチェックを外そう。画面下に「セーフサーチ設定を更新しました」と表示されたら成功だ

また、ついでに「ブロックしているアカウントとミュートしているアカウントを除外する」も外しておこう。

そして、検索結果に「○○○○の検索結果はありません 入力した単語~」と表示されたらOKだ。そのハンドルネームをこれから使う人はあなたしかいない。

また、Twitterも検索エンジンと同じく「完全一致検索」を行うことが出来るので、そちらも行っておこう。やり方は先ほどと変わらない。

YouTubeの確認もしておきたい

ここ最近は、ブロガーのYouTubeデビューも増えてきている。だいたいは、文章で表し切れないことを「動画」で補完したり、記事の内容の裏付けを取るために記録として「動画」を上げるといった、ブロガーらしい活用のされかたが多い。

このとき、ハンドルネームをチャンネル名にした際、既に同じチャンネル名があったら区別が付かなくなってしまう。こういった事態を避けるため、YouTubeの確認も事前に行う必要がある。

なお、YouTubeはTwitterやFacebookとは違って、ユーザー検索を行うことが出来ない。なので、特定のサイトを指定して検索できるsite:」演算子を使おう。そして、同時に完全一致検索も併用すること。

このように、Googleの検索ボックスに「site:youtube.com/channel ○○○○」、そして次は「site:youtube.com/c ○○○○」と入力して検索してみよう。なお、「/channel」と「/c」は、どちらもユーザーのチャンネルページを表すスラッグなのだが、パーマリンクの構造が違う。なので、「/channel」のほうと「/c」のほう、どちらも調べなければならないのだ。

検索結果に「site:youtube.com/channel “○○○○”との一致はありません」と表示されていたらOKだ。そのハンドルネームをチャンネル名にすることができる。

とにかく被っていたら考え直そう

ここまでいろいろとハンドルネームのSEO対策を書いたが、結局はこういうことだ。

インターネットの世界の中で、検索エンジンのルールは「どっちが先か」「どっちのSEOがより強いか」のふたつだけ。

とにかく、ハンドルネームが「何か」や「誰か」と被ることは絶対に避けなければならない同じ名前がふたつあってはならないのだ。蛇はひとりで良い……MGSではないけれど。

なので、これらの探し方を参考に、「誰も使っていない言葉」を探してほしい。

【結論】「意味を持たない言葉」をハンドルネームにしよう

「意味を持たない言葉」とは、文字通り「無意味な文字列」である。

では、なぜハンドルネームを決めるときに、「意味を持たない言葉」を探す必要があるのだろうか。

「無意味な言葉」を探す理由

ハンドルネームに考えている文字に「無意味」を求める理由はただ一つ、「キーワードの競合」を避けるためである。

簡単に説明すると、「既に意味を持つ言葉」をハンドルネームにしてしまった場合、検索したときに「既存のキーワード」と衝突してしまう。その結果、ハンドルネームとブログの紐づけが弱くなってしまい、いつまでたっても検索結果に表示されないのだ。

このため、意味を持たない言葉」を自分で創らなければならない

そして、思いついた言葉が本当に意味を持っていないか、ちゃんと調べる必要がある。このため、Google検索やSNSのアカウントで確かめなければならないのだ。

「無意味」を「有意味」に変えていこう

「意味を持たない言葉」でも、使い続けることで次第に意味を持つようになる。人間が言葉を覚えるように、検索エンジンがその文字列の意味を理解するようになるのだ。

つまり、ハンドルネームの場合は検索エンジンからこのように認識されたらよい。

「自分のハンドルネーム=自分のブログ」

このように、「意味を持たなかった言葉」を「自分を意味する言葉」に変えていくのだ

ハンドルネームが意味を持つことで、始めてインターネットの世界で「個」として存在できるようになる。検索エンジンが検索ボックスのキーワードが示す意味を「個人」だと認識し、それに関連するコンテンツ(ブログ・SNSのアカウント)を表示するようになるのだ。

そのためには、既に「有意味」な単語に「自分」という意味を付け足すより、初めから「無意味」な単語に「自分」という意味を持たせるほうが、ずっと簡単だ。

なので、ハンドルネームを決める上で、「無意味」な言葉を考え、その言葉の「意味」を確かめるというプロセスが大切なのだ。そして、最後はハンドルネームを「有意味」に変えて行けばよい。

今回の記事のまとめ

さて、ここまで一通りハンドルネームの決め方から確認の仕方を見てきたが、そもそもなぜハンドルネームを決めるときにSEOも考えなければならないのか。

その理由は、自分のハンドルネームで検索されたときに、自分のブログが検索結果の1ページ目に表示されていなければならないからだ。そして、関連キーワードにも自分のブログに関するキーワードが表示されていなければならない。そして、ゆくゆくはサジェストも表示されるようになってほしい。

つまり、インターネットの世界に大衆ではなく個人として存在するためには、自分と自分のブログだけを意味するハンドルネームを創らなければならない。そのため、ハンドルネームを決める上では、確認作業がとても大切になるのだ。

それでは、今回の記事をまとめよう。とくに注意しておきたいことをまとめてみた。

ハンドルネームは「4文字」が基本
4文字を超えるなら「4文字の略称」を必ず併記する

「へ」は区別が付かないので使わない

思いついたハンドルネームは必ずGoogle検索を行うこと
その際は検索件数や関連キーワードにも注目する
また、SNSのアカウントも確認しよう

「意味を持たない言葉」を「自分を意味する言葉」になるように、ハンドルネームを考えよう

そして最後に、いちばん重要なことだ。

とにかく、被らないこと

この5つに気を付けて、ハンドルネームを決めてみてほしい。


今回は、ハンドルネームの決め方について頭の中で考えていたことを、文字におこしてみた。

Twitterを調べていると、案外「ハンドルネームがありきたりすぎて埋もれてる」という呟きが多く、自分がそれを避けるにはどうするべきなのだろうか?と思い至って、記事を執筆することにした

ハンドルネームの記事については、まだ書き足りない部分もある気がするので、また記事にしたい。