【WordPress】Cocoonに存在する「最終出力フィルターフック」についての解説

Cocoon

今回は、WordPressテーマ「Cocoon」に用意されている「最終出力フィルターフック」について紹介します。

「最終出力フィルターフック」についての詳しい事柄は、以下の記事で解説を行っていますので、ぜひお読みください。

Cocoonには「最終出力フィルターフック」が独自に存在しています

まず簡単に……。

「最終出力フィルターフック」とは?

WEBサイトにHTMLを印刷する直前に設置するものです。

存在するかどうかは、各々のテーマによって異なります。

あれば必ず役に立ち、カスタマイズの幅を大きく広げてくれるこのフィルターフック、Cocoonは最初から用意してくれているんです。

フィルターフック名の紹介

それでは、本題に入ります。

まず、Cocoonに搭載されている「最終出力フィルターフック」の名前はこちらになります。

Cocoonの「最終出力フィルターフック」名
code_minify_call_back

Cocoonでは、上記のフィルターフックを設置して「総HTML出力」を観察、最後に「最終HTML出力」を確定する仕組みとなっています。

なので、この「code_minify_call_back」フィルターフックを使えば、安全に「確定前の最終HTML」に介入することができるというわけです。

このフィルターフックは「cocoon/lib/page-speed-up/minify-html.php」ファイルに存在しています。

ファイル名、そしてディレクトリを読んで字のごとく、このフィルターフックはHTMLの縮小を行うために、出力を見張っています。

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使用例など

例えば、こんな感じです。

使用例
// 子テーマの「functions.php」で
// フィルター関数を作ってみよう
add_filter( 'code_minify_call_back', '関数名' );

このように、WordPress関数「add_filter」を用いて、WEBサイトがブラウザに印刷される直前にフィルターを差し込む、といったものです。

これは、以下のようなカスタマイズを可能にしてくれます。

より具体的な用途
  • クラス名を追加できる!
  • 要素を削除できる!
  • 要素の有無を観察し、分岐を行うことができる!

また、このようなメリットもあります。

より具体的な利点
  • 「display: none;」を使わなくても良くなる!
  • 親テーマのファイルを編集する必要もなくなる!

なので、困ったときの神頼み……ではありませんが、もしCocoonのカスタマイズ中にフックの手がかりが掴めなくしまっても、この「code_minify_call_back」フィルターフックが有るということを忘れないでくださいね。

当サイトでは

当サイトでは、この最終HTML取得フィルターフックを用いて、下のようなカスタマイズを紹介しております。

ぜひ、参考にしてみてください。

あとがき

今回は、Cocoonの最終出力フィルターフックについて解説を行いました。

レイアウトや要素のカスタマイズを行う際には何かと役に立ってくれる存在ですので、ぜひこの機会に覚えてみてください。そして、様々なカスタマイズに応用してみてくださいね。

それでは、また。