今回は、WordPressに好きな大きさのサムネイルやアイキャッチを登録する方法を書き留めておく。
テーマで使われているアイキャッチを自作したアスペクト比に変更しなおしたいときや、オリジナルの要素を作りたいときに重要になる。
サムネイルのサイズって何とかならないの?
WordPressのカスタマイズを行っているとき、なかなか使用しているテーマだけでは融通が効かないときがある。
そのひとつが、サムネイルやアイキャッチの大きさだ。
例えば「9:16」で生成されるアイキャッチを「1:3」くらいのトリミングした横長の画像に変更したいとき、または「1:1」で生成されるサムネイルを「2:1」でトリミングした縦長の画像にしたいとき。
しかし、求めているアスペクト比がテーマで用意されていない場合はどうしたらいいものか……
functions.phpにコードを付け加えるだけ!
さて、WordPressにも現在使用しているテーマにも用意されていないサムネイルを生成して使いたいときはどうしたらよいのだろうか?
実は、WordPress専用のPHP関数をfunctions.phpに付け加えるだけで簡単に解決することができる。
add_image_size()で新しいサイズを登録しよう
さて、WordPressに新しいサムネイルのサイズを登録したいときは、下記のPHPコードを使おう。
この関数をfunctions.phpに入力するだけで、オリジナルのサイズのサムネイルを登録することができる。
使用例
それでは表記法の見本も兼ねていくつか例を挙げたい。
このような形で追加したらよい。
なお、サムネイルの登録名は既存のものと被らず、かつ自分がいつか確認するときにわかりやすい命名を心掛けよう。
そして、これらのサムネイルを使用するときはこのように書こう。
基本的に、サムネイル名は「‘(アポストロフィー)」ごと使おう。
これで、サムネイルの新規登録と使用方法の説明は終わりになる。
だが、まだ少々問題が残っている。
既存の画像を対応させるには
さて、新しいサムネイルを登録した。しかし、PHPファイル上でサムネイル名を使用してもWebサイト上に呼び出されてない!
この原因は、今までアップロードした画像がそのままになっているからだ。なので、新たに登録したサムネイルに対応させるために今までアップロードした画像を生成し直さなければならない。
下記で紹介する画像再生成プラグインを使うことで、新たに登録したサムネイルも正しく呼び出すことが出来る。
これで一件落着だ。
最後に
今回紹介したものは、すべてWordPressの関数なのでなにか不具合が起きることなどは考えにくい。
ただし、「;(セミコロン)」の忘れなどでエラーを引き起こす可能性もあるので、正しく入力できているか注意しよう。
今回は、WordPressのオリジナルのサムネイルの生成について忘れないうちに書き留めておいた。
Cocoonのカスタマイズを行う上で、サムネイルを変更したいと思ったことが何度かあったので。
この記事が役に立つと嬉しい。